江戸えど城西じょうさいの丸まるの西南せいなん隅すみに建たてられた二に重じゅう櫓やぐらで、両りょう横よこには大だい規模きぼな多聞たもん(たもん=防御ぼうぎょを兼かねた収蔵しゅうぞう庫こ)も続つづいています。1628(寛永かんえい5)年ねん、3代だい将軍しょうぐん家光いえみつの時代じだいの江戸えど城じょう修築しゅうちくに際さいして、京きょう・伏見ふしみ城じょうから移築いちくしたものと伝つたえられています(記録きろくがなく伝承でんしょうです)。石垣いしがきも櫓やぐらも堅牢けんろうで、関東かんとう大だい震災しんさいでも崩くずれずに往時おうじの姿すがたをとどめています。伏見ふしみ櫓やぐらの高たかさは13.4mで、十四じゅうよん間ま多聞たもん、十六じゅうろく間けん多聞たもんが脇わきを固かためています。 インターネットなどで、皇居こうきょ一般いっぱん参観さんかんを申もうし込こめば、比較ひかく的てきに間近まじかで見学けんがくすることができます。
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