大手門が、江戸城の正面門になります。ここから各大名や旗本たちが江戸城へ登城する際の通用門でした。そのため警備も厳重であり、この大手門を入ると大手中の門があり、人物をチェックする同心番所と百人番所があります。これを過ぎると大手三の門と大番所、さらに本丸書院門(大手中雀門)を通って漸く本丸にたどり着けます。
大手門は、特に重要な門であるため馬上9人、徒侍3人、足軽30人、仲間20人鉄砲20丁、弓10張、長槍20筋、持筒2丁、持弓2組、提灯30で警護にあたりました。この門は江戸城の本丸に登城する際の正門であるため特に堅固に作られてまし度々の焼失と再建
大手門は家康が慶長12年(1607年)に作りました。その後、明暦の大火(1657年)に焼失。翌年に再建されました。大正12年(1923年)の関東大震災で大きな被害を受けたために大修理されました。しかし昭和20年(1945年)の空襲で残念ながら焼失しました。昭和40年から約1年半かけて復元工事を行い、昭和42年(1967)に再建されました。
大手門の歴史は東京の縮図の様に思われます。度々の焼失や再建などを経て、現在ある大手門は3代目となります。
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