日本橋弁松総本店(にほんばしべんまつそうほんてん)は、菜と折詰料理の店舗です。日本橋弁松総本店は、文化7年(1810)、越後出身の初代樋口与一が、日本橋の魚河岸商人のための、「樋口屋」という食事処を開いたのが始まりです。魚河岸では繁盛したが、忙しい魚河岸の商人ゆえ食事を食べ残すことがありました。そこで、残した料理を経木や竹の皮に包んであげたところ、これが好評となり持ち帰る商人が増えました。これが、弁松の折詰弁当の始まりです。 二代目竹次郎は竹皮で包んだ弁当を販売し、三代目松次郎は食事処から折詰料理専門店に変えました。店は弁当販売が主流となり、「弁当屋の松次郎」略して「弁松」と呼ばれました。
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〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1丁目10−7