寛永の頃(1640年頃)江戸大伝馬町佐久間家(一説に馬込家)の下女お竹は日頃より慈悲心が深かった。ある日、出羽国羽黒山の行者より大日如来の化身であると告げられると、この話が市中に広がり、多くの人がお竹を拝むために訪れたといいます。現在、芝の心光院に、お竹の木像や使った流し板、お竹大日如来に信仰の厚かった桂昌院(五代綱吉の母)の納めた蒔絵の手文庫などが保存されています。また、お竹が愛用し、貧困者が市をなしたという井戸の跡に碑が建てられています。
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