諏訪神社の創建年代は不詳ですが、従三位左大瓣小野篁が弘仁年間(810-824)に松原神社として創建したと伝えられています。その後、源頼義父子や源頼朝、太田道灌等が再造したといいます。江戸時代に、徳川義直により諏訪神社と改名され、諏訪村、戸塚村、大久保百人町、西大久保村等周辺の鎮守社となっていたと伝えられています。 境内 塞神三柱(さいのかみみはしら)の塔 塞神三柱は、天和2年(1682)に造立されたものです。上部に日月、下に「塞神三柱」右に「諏訪上下大明神」「正八幡大菩薩」、左に「天▢▢、稲荷大明神」と記されています。三柱はこの三神のことと思われます。ともと塞ノ神は村境や峠から厄神や疫病が入ってくるのを防ぐための境界守護の神です。 逆修供養塔 板碑型の石塔は逆修供養塔と呼ばれます。承応3年(1654)9月に大久保村の小澤善右衛門をはじめとする11名が建立したものです。逆修というのは、自ら生前に自分を供養するというものです。 駒型の庚申塔 駒型庚申塔は、江戸時代初期の貞享3年(1686)9月に造立されたものです。上部に日月、中央に「奉待庚申為二世安樂也」と記されています。下部に三猿が陽刻されています。古いものですが状態の良い庚申塔です。
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