月見岡八幡神社は、源義家が奥州征伐(1189)の際に参詣したと伝えられています。旧境内地に湧井があり、その水面に月光がきれいに写ったので月見岡八幡神社と称されるようになったといいます。明治39年に北野神社、昭和2年には浅間神社と富士塚を合祀しました。当所は上落合1-7八幡公園の地に鎮座していましたが、区画整理により当地へ遷座しています。 本堂左には富士塚と庚申塔があります。庚申塔は宝筐印塔型のもので、これらはかつて山手通りと早稲田通りの交差点付近にあった浅間神社から移転したものです。 富士塚は寛政2(1790)年の築造で落合富士と呼ばれてます。庚申塔は正保4(1647)年造立の区内最古のものです。基礎部に「大願成就 奉造立庚申待講之結衆」と記されています。高さは180㎝を超える大きなものです。宝篋印塔型の庚申塔は大変珍しいものです。
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