深光寺(じんこうじ)は、東京都文京区にある浄土宗の寺院です。 深光寺は、1639年(寛永16年)、森源七郎が開基しました。森源七郎は徳川家康以降三代にわたって仕えた幕臣です。当初は小規模で「清水庵」と称していましたが、後に顕蓮社善誉によって寺院として整備されました。 滝沢馬琴(1767~1848)は、江戸時代後期に活躍した戯作者です。馬琴の作品数は200を超えます。中でも『南総里見八犬伝』は106冊の長編で、晩年失明した馬琴は、長男の妻であった路女(みちじょ)に文字を教えなが口述筆記をして八犬伝を完成しました。路女は路霜大姉の戒名で、馬琴の墓の後ろに眠ります。 今でもアニメやドラマの元ネタとして登場する「南総里見八犬伝」は有名です。しかし、馬琴自身を知る人は少ないですね。馬琴の墓のある深光寺は春日通りから少し入った小さなお寺なので訪れる人は稀です。
MAP
〒112-0006 東京都文京区小日向4丁目9−5