駒込こまごめ土物つちもの店てんは、江戸えど時代じだい、神田かんだ、千住せんじゅと並ならび3大だい青果せいか市場しじょうといわれました。起源きげんは元和げんな年間ねんかん(1615~1624)といわれています。当初とうしょは近隣きんりんの農民のうみんが野菜やさいを担かついで江戸えどに出でる途中とちゅう、この地ちで休やすむのが毎朝まいあさの例れいとなり、付近ふきんの住民じゅうみんが新鮮しんせんな野菜やさいを求もとめたのが起おこりとのこでした。また、近ちかくの富士ふじ神社じんじゃの裏手うらては駒込こまごめナスの生産せいさん地ちとして有名ゆうめいであり、大根だいこん、にんじん、ごぼうなどの土つちのついたままの野菜やさい(土物つちもの)が取とり引ひきされました。現在げんざい、天栄てんえい寺じ境内けいだい駒込こまごめ土物つちもの店てん縁起えんぎの碑いしぶみがあります。
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