春慶院(しゅんけいいん)は、浄土宗のお寺です。江戸時代前期、娘を供養するために伊勢屋太兵衛が創建しました。 境内には、二代目高尾太夫の墓があります。「高尾太夫」とは吉原遊廓の太夫の名跡ともいえる源氏名で、過去に11人いるとされていいます。 当院に葬られているのは二代目の高尾太夫です。二代目高尾太夫の生涯は半ば伝説化されており、仙台藩藩主の伊達綱宗に身請けされたとも、その綱宗に斬殺されたともいわれています。墓石に記された没年は万治2年(1659年)で、綱宗が藩主だった時期です。墓は綱宗の内命によって建てられたと伝えられています。
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