黄檗宗の名刹。勝海舟が青年時代にこの寺で修行したと伝えられています。 鉄牛和尚の手で延宝二年(1673)に、創建されました。黄檗宗は禅宗の中でも最も中国に近い宗派です。寺院建築の様式も中国風の特色多い寺院です。 境内入り口右手には咳(せきの爺婆尊(じじばばそん)の石像を祀ってあります。この像は寛永年問(1624~44)に、風外(ふうがい)和尚が真鶴山中で修業中に、父母に孝養を尽せぬことをいたんで刻んだものと伝えられます。後に、ここ弘福寺に移されました。風外の両親の像だから風邪にも強かろうと、爺像は喉頭の病に、婆像は咳止めにご利益あるとして、今でも風邪除けの信仰を集めています。
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