天妙国寺(てんみょうこくじ)は、顕本法華宗のお寺です。寺伝によると、弘安8年(1285年)、日蓮の弟子・天目が創建したと伝えられています。15世紀には、品川湊の豪商・鈴木道胤の寄進により五重塔を含む七堂伽藍が建立されました。天正18年(1590年)8月、徳川家康が江戸入府の前日に天妙国寺を宿所としたことから、徳川将軍家との所縁が生まれ、寺域や門前町が拝領地となった他、最初の朱印状が交付された翌天正19年(1591年)11月には10石の寺領を寄進されました。寺伝の『御三代御成之覚』 によれば、初代徳川家康1回、2代徳川秀忠2回、3代徳川家光44回の来遊が伝られています。
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