養玉院(ようぎょくいん)は、天台宗のお寺です。かつて上野にあった養玉院と芝高輪にあった如来寺の2寺が1926年に合併して成立しました。前身2寺院の名称をとって「帰命山養玉院如来寺(きみょうざんようぎょくいんにょらいじ)」と号します。 養玉院は、平安時代創建と伝える三藐院(さんみゃくいん)というお寺でした。江戸城築城に際し下谷村忍岡(現在の台東区上野公園)に移転しました。徳川家三代に仕えた天海によって建立された寛永寺山内に寺地を拝領して寛永3年(1626)に三明院と改称しました。元禄11年(1698年)に下谷坂本に移転しました。同地が鉄道用地となったため、大正11年(1922)、大井に移転し、大正15年(1926)に帰命山如来寺と合併しました。 如来寺は、、寛永13年(1636)に木喰但唱によって開創されました。但唱によって造立された五智如来像が安置され、「高輪の大仏」として知られていました。明治41年(1908)に現在地に移転しました。隣接地に移転していた養玉院と大正15年(1926)に合併しました。
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