圓應寺(円応寺:えんのうじ)は、真言宗智山派のお寺です。 円応寺の創建年代は不明です。かつて多摩川には橋がなく、矢口の渡しは鎌倉街道時代からの渡しで歴史が古い渡しでした。渡し周辺の古市場村は歴史ある集落でした。多摩川が暴れ川でたびたび流れを変えていたので、神奈川県側も江戸時代は古市場村でした。そのため、現在も対岸の川崎市の住居表示は「東古市場」です。この地にある圓應寺の歴史も古いと考えられています。 境内 板碑型庚申塔 板碑型庚申塔は寛文12年(1672)3月造立されたものです。青面金剛像の庚申塔としては大田区で最古の庚申塔です。青面金剛像、三猿、二鶏の図柄です。庚申塔の高さは138㎝、「武城陽荏原郡六郷荘古市場」と記されています。 水鉢 文化12(1815)年の銘のある水鉢。
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〒146-0093 東京都大田区矢口3丁目21−15