密厳院(みつごんいん)は、真言宗智山派のお寺です。密厳院は、文安5年(1448)に法印雲誉が創建したといわれています。 境内 山門右側に3基の石仏が祀られた堂宇があります。 右は聖観音菩薩像で「帰元浄還禅定門」「厳西入遺宝永6年(1708)正月」とあるので墓石と思われます。 中央の丸彫の地蔵菩薩立像は「お七地蔵」とよばれています。地蔵菩薩立像は、貞享2年(1685)2月に造立されたものです。 お七地蔵は明暦の大火(天和2年(1682)12月)を引き起こし、刑死した八百屋お七の霊を慰めるために建立されたものです。お七が処刑されて亡くなったのは天和3年(1683)で、その三回忌に小石川村百万遍の念仏講中によって貞享2年(1685)2月に造立されたものです。 左の舟型光背型定印阿弥陀如来坐像は寛文2年(1662)11月に造立されたものです。「奉修庚待供養所」と記されています。 観音菩薩立像 観音菩薩立像は寛文5(1665)年に造立されたものです。
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