新田神社の創建は南北朝時代正平(1346-1370)・延文(1356-1361)年間です。祭神は新田義興です。 新田義貞の次男であり、元服に際して後醍醐天皇に「誠に武勇が器用である。義貞の家を興すべき人なり」として義興の名を給りました。南朝の忠臣として知られています。 足利に寝返った新田の元家臣竹沢右京亮にそそのかされて少数の側近のみを従え、夜明けに多摩川河畔の矢口の渡しに誘い出されました。竹沢に買収された船頭は、舟底に穴をあけ、更に両岸から義興挟撃しました。進退窮まった義興らは討ち死にしました。 近隣の住民が義興の霊を鎮めるために墳墓の前に新田明神社を創建し、後に新田大明神として尊崇されるようになりました。これが新田神社創建の由緒です。
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〒146-0093 東京都大田区矢口1丁目21−23