九品仏からの道が出穂山から中原街道に出るところは現在の洗足池小学校の辺りでした。途中から東に分岐して洗足池近への近道が中原街道に出るところに現在も庚申塔が残っています。 角柱型庚申塔で高さは110cmあります。庚申塔は、文化11年(1814)に再建されたものです。最初の造立年は延宝6年(1678)でした。 庚申塔は道標を兼ねています。右面「従是九品佛道」と記されています。中原街道から九品仏道に入るところにあったと考えられます。背面に「延宝6年に願主森氏道圓が造立した」、左側面に「文化11年に再造したのが御忌講中」と記されています。台石には「品川」と大きく彫られているので、品川の御忌講の再建と考えられます。
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