明暦年間(1655-58)に旧池尻村・池沢村の両村の産土(うぶすな神(がみとして創建され、村の共同生活と信仰の中心として現在に至りました。俗信仰としては、古くから「火伏せの稲荷」、「子育ての稲荷」として霊験あらたかと伝えられています。 当時は、大山街道のほとり常光院の片隅に勧請され、江戸から大山詣での人々が道中の無事を願ったと伝えられています。 説明板に「この池尻稲荷神社の入口わきに、昔 涸れずの井戸 と呼ばれる井戸がありました。この前の大山道旧道を往きする旅人や野菜を運ぶ農民ののどをうるおし、まわりの人々に大変尊ばれました。とくに、雨乞いのための大山詣の際には、必ずここに立ち寄ったと言われます。この像は、江戸後期近くの商店に奉公に来ていた少女が、奉公先の子供といっしょに、ここに水を汲みに来た際、たぶんついでに かごめかごめ の遊びをしたであろう様子を想像してつくったものです。」
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〒154-0001 東京都世田谷区池尻2丁目34−15