慈眼寺門前の庚申塔 江戸時代大山道は二子の渡しで多摩川を渡るのに瀬田の延命地蔵尊から、「慈眼寺経由」と「行善寺経由」という二つの道に分かれていました。玉川は暴れ川でしばしば流れを変えていたので、時代によって渡し場が移動したために二つの道が出来ました。西側が慈眼寺経由です。道が国分寺崖線を下り始めるところに笠付の立派な庚申塔があります。 唐破風笠付の角柱型庚申塔は元禄10年(1697)に造立されたものです。庚申塔は青面金剛像と三猿の図柄です。願主16人の名前と荏原郡瀬田村が記されています。 右隣は駒型庚申塔で青面金剛像と三猿の図柄です。この庚申塔は享保16年(1731)に造立されたものです。 その隣りは、馬頭観音です。馬頭観音は、大正11年(1922)に造立されたものです。願主中嶌忠次と記されています。
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