大山道道標が東急田園都市線三軒茶屋駅の世田谷通り口の横にありますが、駅の出口の陰に隠れ多くの人が気がつかないと思います。寛延2(1749)年造立で文化9(1812)年に再建されたものです。高さ2.4mの大きなものです。 道標には 正面「左相刕通・大山道」 左「右富士・世田谷・登戸道」 右「此方二子通」 上に不動明王石造が乗っています。 大山道はこの三叉路の世田谷新宿を経て用賀から二子の渡しに向かう初期の道と現在の国道246号沿いに新町を通り用賀で合流する新道とに分かれていました。 この分岐した場所に石橋屋・田中屋・角屋の三軒の茶屋があり三軒茶屋と呼ばれていたのです。 江戸時代大山詣でが盛んになり丹沢の大山阿夫利神社に向かう旅人のために江戸各地にこのような多くの道標が建てられましたが多くが失われ貴重なものとなっています。
MAP
〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋2丁目13−14