国分寺崖線の上にある神社です。社殿の裏山には6世紀頃の八幡塚古墳があります。祭神は誉田別命(応神天皇)です。かつては八幡社と呼ばれてました。 源頼義が前九年の役で奥州討伐の途次、この地に陣を張り八幡社を祀ったのが始まりと伝えられてます。永承6年(1052)奥州平定に向かう源頼義公が尾山に陣を張ったとき、空に白雲が八つに分かれて棚引いた。その姿が源氏の白幡のようであったので大いに喜び、戦勝の暁にはこの地に八幡社を建立することを誓いました。康平5年(1063)奥州安倍氏を平定した頼義公は誓約通り、奉賽として八幡社を建てました。これが宇佐神社の創建とされています。 社殿左奥に寛延元(1748)年の駒型庚申塔があります。青面金剛像が右手に十字架?をもつ珍しいものです。画像の通り三叉鉾が十字架に見えます。この様な形状の鉾もあったので、真偽は不明です。「庚申供養 小山村 十六人講」と記されています。
MAP
〒158-0086 東京都世田谷区尾山台2丁目11−3