福昌ふくしょう寺じは、曹洞そうとう宗しゅうのお寺てらで渋谷しぶや山やまと言いいます。創建そうけんは天正てんしょう・文禄ぶんろくの頃ころとされています。本堂ほんどう手前てまえの左手ひだりてに石棺仏せきかんぶつがあります。石刻せっこく阿弥陀あみだ仏ぶつで彫刻ちょうこくがまだ少すくない15世紀せいき頃ころの石仏いしぼとけです。石材せきざいが6世紀せいき頃ころの古墳こふんで用もちいられた家いえ型がた石棺せっかんの蓋ふたです。石材せきざいは和泉いずみ砂岩さがんで、奈良ならでも数すう例れいしか発掘はっくつされていないもので関東かんとうでは極きわめて珍めずらしいものです。 この石棺仏せきかんぶつは和歌山わかやま県けん那賀なか郡ぐんから運はこばれ昭和しょうわ25年ねんごろに東光とうこう園えんが入手にゅうしゅし、その後あとこの寺てらに寄進きしんされたものです。
MAP 〒150-0011 東京とうきょう都と渋谷しぶや区く東ひがし3丁目ちょうめ10−13