がんかけ地蔵尊のお堂は、中野村から青梅街道へ繋がる古道にあります。お堂には、庚申塔と地蔵尊、屋根の外には二十三夜塔が祀られています。 唐破風笠付角柱型庚申塔は、青面金剛像、三猿、二鶏の図柄です。「奉造立青面金剛二世安樂」、台石に「願主 矢島久右衛門妻講中31人敬白」と記されています。 また、台石に、「右 中村道 左 さぎのみや道」と記されていて、道標を兼ねていました。庚申塔は、享保21年(1736)3月に造立されたものです。 丸彫の地蔵尊は、「秩父坂東西国右百箇所奉納為二世安樂也」「願主 沼袋村 矢島辰右衛門」のほか女性名が記されています。地蔵菩薩立像は、延享元年(1744)9月に造立されたものです。 二十三夜塔は、昭和2年(1926)12月に再建されました。
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