南向地蔵は、かつての新橋村の南西に建てられたものです。この地蔵堂は昔、環七に近い野方2丁目56にありました。交通が激しくなったため現在の地に移転されました。 お堂の中に2基の石仏があります。左は、庚申塔、右は地蔵菩薩立像です。 舟形光背型地蔵菩薩立像は、子育地蔵とされています。地蔵菩薩立像は、江戸時代初期の元禄2年(1689)10月に造立されたものです。「為奉造立地蔵尊二世安樂也」と記されています。 舟型庚申塔は、三猿、二鶏の図柄です。上部には文字のみで、「奉供養庚申安置二世安樂所」と記されています。舟型庚申塔は、江戸時代初期の貞享4年(1687)12月に造立されたものです。武州多麻郡沼袋村 秋元弥右衛門 道行14人と記されています。
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〒165-0027 東京都中野区野方2丁目14−16