禅定院(ぜんじょういん)は、真言宗豊山派のお寺です。1362年(貞治元年)、法印恵尊によって開山されました。上沼袋村の旧家の伊藤家の菩提寺であったため、「伊藤寺」とも呼ばれています。伊藤氏は鎌倉幕府北条氏の家臣で、北条氏滅亡の際に当地に落ち延び、一族の菩提を弔うために創建しました。 境内には、中野区内で一番大きいイチョウの大木(推定樹齢600年)があります。 境内 唐破風笠付角柱型庚申塔は三猿のみの図柄です。「奉供養庚申石塔二世安樂處」「禅定院」と記されています。庚申塔は、江戸時代初期の寛文6年(1666)に造立されたものです。
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〒165-0025 東京都中野区沼袋2丁目28−2