杉並区の早稲田通り沿いの小さな土地に庚申塔、二地蔵塔、阿弥陀塔があります。 庚申信仰は中国の道教によるもので中世以降民間に広まりました。地蔵菩薩は仏教の民衆化と共に広まり、あの世とこの世の境に立って人々や村の安全を守るので村の路傍や辻に多く建立されました。ここに建てられた四つの石塔は阿佐ヶ谷村と称された頃、この地域の人々により悪病退治、村民安全を祈願して建立されました。現在でも10月23日に祭礼があります。石塔前の道はかっての所沢道、左側の道は天沼より青梅街道に通ずる旧道で、この付近は阿佐ヶ谷村の中心地だったのです。
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〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北5丁目42