長仙寺は、真言宗豊山派のお寺です。元禄十四年(1704年)中野宝仙寺の僧真秀がこの地に一庵を建てたのが始まりと伝えられています。寛政八年(1796年)に焼失しましたが嘉永三年(1850年)明和和尚が再建しました。室町時代の不動明王像が本尊として祀られています。赤い仁王門が目印になります。境内は大変手入れが行き届いた庭が広がっています。 旧本堂はアメリカ軍の無差別空爆で焼かれ、昭和44年に鉄筋コンクリート製の本堂が再建されました。 高円寺駅南口の繁華街の中にありながら静かな空間が残されています。 如意輪観音 本堂前庭の斜面に〝歯神様〟と呼ばれる享保九年(1724年)銘の如意輪観音の石仏が安置してあります。この観音像の姿形が、顔を傾げ右手で頬を押さえ、いかにも歯が痛いように見えるので、誰ということもなく歯が痛いときにお参りすると治ると信じられるようになり、近郷近在から多くの人が参詣するようになったと言われてます。
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〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3丁目58−4