鳳林寺(ほうりんじ)は、曹洞宗のお寺です。本尊は高さ60cmの寄木造りの宝冠釈迦如来坐像で、頭に宝冠を戴いたいます。永禄元年(1558年)牛込舟河町(飯田橋駅辺り)で創立し、大正3年(1914年)に現在地へ移転してきました。山門を入ると左に愛染明王堂、延命地蔵堂が並んでいます。 境内の愛染堂入口に吊るしてある大きな杓子(しゃくしと擂粉木(すりこぎ)は、愛染明王の愛のシンボルで、杓子は身を挺して熱い御飯を掬い上げ、擂粉木は身を磨り減らして人に尽くすことから、愛のシンボルとされています。 このお寺で最も目に付くのが延命地蔵です。 愛染堂の隣の堂に祀ってある高さ3.6mの巨大なものです。元文二年(1737年)回国行者清雲が、後に合併した戸塚夾山寺に建立したもので、都内最大の石地蔵です。あと堂右手前に、寛文九年(1669年)銘の庚申観音の石仏があります。
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〒166-0003 東京都杉並区高円寺南2丁目39−1