和泉熊野神社の祭神は、天御中主命(あめのみなかぬしのかみ)、伊弉諾命(イザナギ)、伊弉冉命(イザナミ)です。天御中主命の神名は天の真中を領する神を意味します。『古事記』で神々の中で最初に登場する神で、別天津神にして造化三神の一柱です。社伝によれば、文永4年(1267年)に紀州の熊野神社の分霊を祀ったのが当神社の創建です。弘安7年(1284年)に社殿を修造し、その後北条氏綱が上杉朝興と戦い江戸城を攻略した際にも社殿を修めたと伝えられています。江戸時代には寛永16年(1639年)と元禄9年(1696年)の両度にわたって社殿の改修をおこなったと伝えられています。 現在の社殿は文久3年(1863年)の造営で、明治4年(1871年)に修復したものです。また、境内には徳川家光が鷹狩りの途中で休息し、その時に手植えしたと伝えられる松の大木もご神木としてあります。
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