西方寺(さいほうじ)は、浄土宗のお寺で松苔山峯巌院と言います。本尊は阿弥陀如来坐像です。元和3(1617)年新宿3丁目に創建されました。開基は家光の弟駿河大納言忠長です。文政12(1829)年と明治31年に火災に遭い焼失しました。大正9年に現在地へ移転してきました。昭和20年空襲で焼かれ、現在の本堂は昭和56年に再建されたものです。 所蔵する絹本着色阿弥陀三尊来迎図は14世紀のものです。また石造観音六面憧は承応二年(1653年)の作で、ともに区の有形文化財に指定されています。広い境内にはマリア観音と呼ばれる石仏、キリシタン灯籠などがあります。
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