西照寺(さいしょうじ)は、曹洞宗のお寺です。 1574年(天正2年)、明堂文龍によって開山しました。日比谷沖の海中より発見された阿弥陀如来像を安置していた御堂を寺院化したものです。 江戸城築城で武家地となったため、1612年(慶長17年)に芝金杉(現・港区芝)に移転し、1665年(寛文5年)に芝白金台町(現・港区白金)に移転ましたした。 1677年(延宝5年)に勘定奉行など幕府の要職を歴任した岡田善政が葬られて以降、旗本岡田家の菩提寺となりました。 明治維新時の放火で全焼しましたが、間もなく再建し、島崎藤村が寄宿していたことがあります。都市開発の影響で、1911年(明治44年)に現在地に移転しました。 境内にある、承応2年(1653)銘の“とろけ地蔵”は区内最古の石地蔵です。
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〒166-0003 東京都杉並区高円寺南2丁目29−3