宗泰院(そうたいいん)は、曹洞宗のお寺です。宗泰院は、天正12年(1584年)に麹町表四番町に嘯山春虎が庵を結んだのが始まりと伝えられています。文禄二年(1593年)にはお堂や塔を整えたとのことです。後、市ヶ谷左内坂に移転、旗本寺として栄えました。高円寺には、明治42年(1909年)に陸軍士官学校の校地拡張のため移転してきました。 本堂は宝暦七年(1757年)の建築で、江戸中期の寺院の面影をよく伝えています。寛延三年(1750年)造立の開山堂に安置してある高さ25cmの地蔵尊木像は、嬰児の1人を膝にに乗せて乳房を含ませ、1人を右肩にすがらせている非常に珍しい姿をしています。
MAP
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南2丁目31−5