杉並区立郷土博物館は平成元年(1989)3月に都立和田堀公園の中に開館しました。本館は、平成27年(2016)に、リニューアルオープンしました。 本館は、「杉並の歴史を知る」という常設展示を行っています。原始・古代から近現代に至るまでの通史的な展示で、原始・古代では 武蔵野の大地と水と人の暮らし、縄文土器など、中世では、江戸と杉並、甲州街道沿いの上高井戸宿のミニチュアなどが展示されています。 旧井口家住宅の長屋門 宮前5丁目の井口桂策家の表門です。昭和49年に杉並区に寄贈されたものです。建築年代は江戸時代の文化・文政年間(1804年~1829年)頃と推定されています。中央を通路、右手を土間の納屋とし、左手の板床の蔵屋には年貢米を収納しました。 旧篠崎家住宅主屋 下井草5丁目篠崎義治家の住まいで、昭和48年に杉並区へ寄贈されました。建築年代は江戸時代の寛政年間(1789年~1800年)頃と推定されています。間取りは、三間取り広間型と呼ばれ、江戸時代の中頃の農家では、一般的な間取り形式です。
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〒168-0061 東京都杉並区大宮1丁目20−8