旧丹羽家腕木門は、かつて染井通り向い側にあった津藩藤堂家下屋敷の裏門で、明治維新後に当地の丹羽家が所有していた腕木門です。建築年は不詳ながら、墨書銘から弘化4年(1847)に修補されていることからそれ以前に建築され、その後、丹羽邸内への移築、当地への曳屋、と2度移動しています。江戸時代に建築された腕木門としては区内唯一であることから豊島区有形文化財に指定されています。 解体工事の過程で墨書が発見され、弘化四年(1847)、嘉永六年(1853)、安政六年(1859)の三回修理が行われていたことが判明しました。少なくとも建築年代は弘化四年以前ということになります。江戸時代の腕木門としては区内で唯一の建築物です。
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