面影橋(おもかげばし)は、東京都を流れる神田川に架かる橋です。この道は現在の「宿坂通り」です。宿坂通りは、中世まで利用された古奥州道で、鎌倉時代には「宿坂の関」が置かれたと伝わります。 江戸時代になると奥州街道は、日本橋から東の隅田川沿いを進み、千住で大橋を渡るルートに変わりました。しかし、宿坂道沿いには、砂利場村に南蔵院、氷川明神社、金乗院(目白不動)といった名所が点在しました。
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〒171-0033 東京都豊島区高田2丁目1−16
名所江戸百景 高田姿見のはし俤の橋砂利場
出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」
「名所江戸百景」は、歌川広重(初代)が安政3(1856)年から5(1858)年にかけて制作した錦絵です。広重(初代)の人生の集大成ともいえる作品で、118図と弟子による作品も含めた全120図で構成されています。この作品は、春夏秋冬の季節に分けられ、当時有名だった江戸や近郊の名所や景観の優れた場所などの風景に、行事や人々の暮らしを重ねて、広重ならではの描写となっています。