法真寺は、日蓮宗のお寺で稲附山と言います。 赤羽駅の西口から十条方面に進み埼京線のガードの手前を右折するとこのお寺の「題目塔」があります。岩槻街道から法真寺に向かう入口にあたります。元禄11(1698)年の造立です。「伝教大師一刀三礼にて御彫刻、本門薬師如来」と記されています。 題目塔を左に見ながら坂道を登ると左に香取神社への細い石段があります。さらに進むと右手に真新しい法真寺の山門が見えます。 天正元(1537)年、慈眼大師(天海僧正)の肉弟・證導院日寿上人の開山で、開基は京都山科毘沙門堂跡守澄法親王と伝えられています。慶安2(1649)年に徳川家光より十三石二斗の御朱印を賜りました。現在でも京都では、門跡寺院の格式で処遇されているそうで、京都の公家寺と同等に、塀に二本の白線を入れる権利を持っています。 本堂、客殿、壇信徒会館の他、境内には三十番神堂・三蛇弁財天・咸得稲荷が奉納されています。また、鐘楼堂には宝暦7(1757)年につくられた梵鐘が吊られています。
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