寿徳寺(じゅとくじ)は、真言宗豊山派のお寺です。本尊の聖観音菩薩像は、梶原氏の家臣であった早船氏と小宮氏が 水中から拾い上げたものといわれています。 本堂前にある大イチョウは、皮をご飯に炊き込んで食べると母乳が出るといわれていたため、 母乳に恵まれない母親がよく参拝するなど、谷津子育観音としても知られています。 幕末、新選組・近藤勇他隊士達の菩提寺となり、近藤処刑後、境外墓地として現在板橋駅そばにある近藤の墓地の管理・及び命日における供養をしています。 境内 台石に三猿の描かれた庚申講中による地蔵菩薩像です。地蔵には日月が描かれています。「奉造立庚申供養二世安楽處 願主守應法印」「武刕豊嶋郡谷津村」と記されています。地蔵菩薩庚申塔は江戸初期の延宝3年(1675)10月に造立されたものです。江戸時代初期の庚申講は地蔵菩薩のものがあり、青面金剛は江戸時代中期からが主です。 右の舟型地蔵菩薩は明治39年(1906)に造立されたものです。
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