西ヶ原一里塚は、江戸の日本橋から日光まで続く「日光御成道」の二里目の一里塚です。この一里塚は、徳川時代に設置されたままの旧位置を留めている都内で唯一の一里塚です。大正時代に道路改修工事にともない撤去されそうになりましたが、実業家の渋沢栄一等を中心とする地元住民の運動によって塚の保存に成功しました。大正11年3月8日には、国史跡に指定されています。 本郷追分の次の一里塚で日本橋から数えて2番目の一里塚にあたります。都内に現存するものでは志村の一里塚と西ヶ原のみです。旧道を挟んで一対の塚が旧位置にあるのは都内でもここだけです。日光御成道は将軍が日光東照宮へ行くための専用街道です。
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