お堂に祀られているのは、元禄11年(1698)2月に開基貞閑大法師によって創立された137㎝の馬頭観音です。かつては多くの農家が縁日になると飼育している牛馬を連れて参詣に訪れたと伝えられています。 堂内には、馬頭観音の脇に3基の石仏があります。 左2基 手前の角柱型馬頭観世音菩薩は、文政3年(1820)6月に造立されたものです。元は蓮根3-26の中村家にあった石仏です。 奥の舟型地蔵菩薩には、元禄14年(1701)5月と正徳元年(1711)12月の年紀が記されています。 右1基 舟型地蔵菩薩の造立年は不明です。 観音堂前の庚申塔2基 笠付角柱型庚申塔は、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄です。庚申塔は嘉永6年(1853)2月に造立されたものです。庚申塔は、道標を兼ねており、右面「東 中台道 板橋道」、左面「西 大山ねりま、北 戸田渡しバ 道」と記されています。台石に根原講中と記されています。 角柱型庚申塔は、正面に庚申塔と記されています。台石正面には三猿が陽刻されています。庚申塔は文化5年(1808)2月に造立されたものです。
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