舟渡氷川神社は、土地区画整理により成立した舟渡町の鎮守として昭和41年に創建しました。祭神は須佐之男命、奇稲田姫命です。 当地には「十度宮」と呼ばれる笠塔婆型の石祠が往古から祀られていました。「十度の宮」の語源について「新編武蔵風土記稿」(文化・文政期/1804~1829に編纂)、に「古へ村内西南の方にありしが、爰に塚を築き榎を植えて社を移す。土人今も「十度の宮と称えり」と記載されています。 この石祠は洪水のため何度も流されていたが、十度この地(現在舟渡2-8付近)に戻ってきたので、其名が生まれたと伝えられています。万治2年に建立された祠は、氷川大明神としてこの地の人に崇敬されていました。現在、氷川神社境内に祀られています。 祠には 右面、万冶2巳亥年(1659)6月15日 西南、奉修造立氷川大明神御堂前 左面、寛保3発亥年(1743)12月吉日造立、武州豊島郡蓮沼村別当金剛院と記されています。
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〒174-0041 東京都板橋区舟渡2丁目18−2