千川上水暗渠上の千川通り立野橋交差点にお堂があります。千川上水は玉川上水から分水され江戸時代の元禄9年(1696)に開削されました。全長22㎞、小石川御殿、湯島聖堂、寛永寺、浅草寺等への給水でした。明治になると印刷局や王子製紙の工業用水として利用されるようになりました。 駒型庚申塔は、日月、青面金剛像、三猿の図柄です。庚申塔には、「奉造立庚申供養尊像一基願望成就所」「武刕豊嶋郡上石神井之内 立野村 結衆三十二人」の銘が記されています。 右の石塔は、出羽三山大権現百十ヶ寺観音供養塔です。石塔は、月山、湯殿山、羽黒山の出羽三山、四国、西国、坂東、秩父の札所を祀っています。「武州豊嶋郡 上石神井村立野 井口八左衛門 實行」の銘が記されています。石塔は、天保13年(1842)2月に造立されたものです。
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〒177-0044 東京都練馬区上石神井1丁目11