馬頭ばとう観音かんのんは、高たかさ2mあります。馬頭ばとう観音かんのんは、正面しょうめん上部じょうぶには馬頭ばとう観世音かんぜおん座像ざぞうが陽刻ようこくされ、「奉勧請かんじょう馬頭ばとう観世音かんぜおん菩薩ぼさつ」と記しるされています。左ひだり面めんは「講中こうじゅう二十三にじゅうさん人にん 願主がんしゅ篠しの源右衛門げんえもん」、右面みぎめんは「講中こうじゅう十四じゅうよん人にん 朝比奈あさひな平右衛門へいえもん」と記しるされています。裏面りめんは「小日向こひなた水道町すいどうちょう 石工せっこう勘助かんすけ」と記しるされています。この馬頭ばとう観音かんのんは極きわめて質しつの高たかい石仏いしぼとけです。馬頭ばとう観音かんのんは、寛政かんせい10年ねん(1798)11月がつに造立ぞうりゅうされたものです。 馬頭ばとう観音かんのんは、橋戸はしど道みちに建たてられたものです。橋戸はしど道みちは、西にし東京とうきょう、練馬ねりまからの農のう作物さくもつを江戸えどへ運はこぶ重要じゅうような道みちだったことがうかがえます。
MAP 〒177-0031 東京とうきょう都と練馬ねりま区く三原台みはらだい2丁目ちょうめ6