中村八幡神社の創建年代等は不明です。正保年間(1644~1648)以前の創建と伝えられています。当地中村の鎮守社です。祭神は応神天皇です。 現在の本殿は安永2年(1772年)に再建されたもので、練馬区内で最も古い建築物の1つです。拝殿が慶応2年(1866年)改築と伝えられています。本殿覆屋があり見ることはできません。 境内 御手洗石 文政13年(1830)奉納の御手洗石。卍の彫刻のあるのが目につきます。神仏混淆時代の名残りをとどめる石造遺物として注目されます。 首つぎ地蔵 造立年号は不詳です。中村に加藤という人がいて、ある日道を歩いていると畑の中に地蔵様の首が転がっていた。これを拾って持ち帰り、妻に見せると生首のようだと言われ始末に困ってしまった。そこで護国寺の僧侶に相談したところ、倒れないように木で支えを作って差し上げろとのこと。しかし実際にやってみると恰好が良くないので、きっと近所に胴体が落ちているだろうとあちこち見回った。2,3日後についに首なし地蔵を見つけ、合わせてみるとぴったり合うので、石屋に頼んで繋ぎ合わせ、護国寺の住職佐々木僧正に命名をお願いすると「首つぎ地蔵」という名が決まり、昭和30年頃堂宇を建ててお祀りしました。首が繋がっているというのでサラリーマンに人気が出て一時は大勢の人が参詣したと言われています。 現在南蔵院に移されました。
MAP
東京都練馬区中村南3-2-1
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