練馬大根碑は、愛染院の参道にあります。「練馬大根」の起源には諸説あります。上練馬村の鹿島又六が練馬大根を作り始めました。また一説には、将軍綱吉公が下練馬村に練馬大根の栽培を命じ、旧家大木金兵衛に毎年練馬大根を献上させたとも伝えられています。 元禄年間(1688~1704年)には、練馬の特産物となっています。江戸の発展、さらに東京となって庶民の需要に応えるため大量の大根が栽培されました。しかし昭和7年練馬が板橋区として東京市に組み込まれ、都市計画が進むに連れて、生産力は落ち、次第に衰退し続けました。このため沢庵漬の生産に集中することを余儀なくされました。それでも年産額8万樽に達しました。碑はこれを記念して昭和15年に、鹿島安太郎が委員長となって建立しました。この礎石は沢庵漬の重しで造られています。
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〒179-0074 東京都練馬区春日町4丁目16