貫井の東高野山道道標は、目白通りの練馬二小前交差点にあります。貫井村の中心だったと思われます。 説明板には、旧清戸道(所沢秩父道)から東高野山長命寺方面へと向かう旧道の分岐点に建立された道標二基と書かれています。 角柱型と自然石型の道標が残されています。 角柱型の道標は寛政11年(1799)3月に再建されたもので、正面に「左 東高野山道」と彫られています。再建ということは先代の道標があったと考えられます。 自然石型の道標は寛政11年(1799)4月に貫井村の関口藤助延義という人物が中心になり、都鄙講中(とひこうじゅう)により建立されたものです。左側面には「左 高野山十八丁」、右側面には「右 所さハちゝぶ道」と刻まれています。高野山は高野台の長命寺と思われます。
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〒176-0021 東京都練馬区貫井5丁目17−24