西光院(さいこういん)は、炎天寺の100m北にあります。真言宗豊山派のお寺で正入山と言います。開基は寛永8(1631)年、河内与兵衛胤盛によります。河内氏は天正18(1590)年に小田原北条氏の没落後、竹の塚に土着し、のち徳川家に仕え、その一家は代々当村の名主を勤めました。 寺門を入ると本堂前に金仏では区内最大の銅製金剛界大日如来坐像があります。像高1.8mの像は、元禄12(1699)年に鋳造されたものです。中央の蓮弁に元禄12(1699)年河内喜右衛門・同久蔵・母かく・河内久左衛門などの名が、左右蓮弁には、そのほか近郷近在・江戸市中にわたる数百名の記名があり、鋳工として「武江神田 粉河市正宗次」と彫られています。かつては旧本堂内陣に安置してあったものです。 門前には「新四国八十八箇所」と「荒綾八十八箇所札所」の標石があります。
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〒121-0813 東京都足立区竹の塚1丁目3−16