千住大橋(せんじゅおおはし)は、国道4号が隅田川を渡る橋です。最初に千住大橋が架橋されたのは、徳川家康が江戸に入府して間もない文禄3年(1594年)11月で、隅田川最初の橋です。長さは66間(約120m)ありました。当初は、単に「大橋」と呼ばれていました。 江戸時代初期に五街道の整備が進むと、千住大橋は奥州・日光街道に組み込まれ、北岸に「千住宿」が設けられました。
MAP
東京都足立区千住橋戸町
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名所江戸百景 千住の大はし
出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」
「名所江戸百景」は、歌川広重(初代)が安政3(1856)年から5(1858)年にかけて制作した錦絵です。広重(初代)の人生の集大成ともいえる作品で、118図と弟子による作品も含めた全120図で構成されています。この作品は、春夏秋冬の季節に分けられ、当時有名だった江戸や近郊の名所や景観の優れた場所などの風景に、行事や人々の暮らしを重ねて、広重ならではの描写となっています。