勝専寺(しょうせんじ)は、浄土宗のお寺です。山門の色が赤いことから、別名「赤門寺」と呼ばれています。 この寺には「せんじゅ」の名の起こりの一つとなった千手観音像があります。縁起には、鎌倉で源頼朝に仕えていた新井図書(ずしょ正次が建仁元年(1201年)に所領を捨ててこの地に住んでいました。ある日荒川で網を打ったところ千手観音が網に掛かり、これを後に子の新井兵部政勝がこの寺を建ててこの像を安置し、以来この土地を千手と呼び、それが千住に変わったとのことです。 観音より有名なのが閻魔様です。門を入って左手の閻魔堂のご開帳が1月と7月の15,16日に行われます。この日は境内や参道に露店・出店が立ち並び閻魔詣での人々で賑わいます。 また梵鐘は戦争のため供出し、現在のものは戦後の昭和34年に再鋳されたもの。ですが江戸時代から「時の鐘」として近郷近在2町15ヶ村の人々に親しまれてきました。
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