珠明院(しゅみょういん)は、曹洞宗のお寺です。本堂は鉄筋コンクリート建てです。古さを全く感じさせない明るいお寺ですが門内すぐに板碑型庚申塔はじめ数基の石造物が並んでます。 お堂にある丸彫地蔵菩薩立像は宝永8年(1711)の造立です。台石には神田周辺の願主名がならんでいます。右の板碑型の庚申塔は正徳2年(1712)2月の造立です。板碑型ながら日月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿が描かれています。 等身大の地蔵もあります。この地蔵には「六地蔵弐番目武州江戸講中」「元禄十二己卯年七月十五日」の銘文があり、江戸地蔵詣でのなごりです。新編武蔵風土記稿には「真長庵は、荒川放水路(今の荒川)開鑿で立ち退きとなり、本尊の聖徳太子と堂宇が現在地に移転したと記しています。このことからも新しいお寺でないことが分かります。
MAP
〒120-0046 東京都足立区小台2丁目42−16