江戸えど深川ふかがわ冬木町ふゆきちょうの冬木ふゆき五郎左衛門ごろうざえもんの隠居いんきょ所しょとして現在げんざいの本木もとき小しょう学校がっこうを中心ちゅうしんにした地域ちいきに居きょを構かまえました。住居じゅうきょの鬼門きもん除よけとして裏うらと表ひょうの二に箇所かしょに祭まつられました。そのご1つを当所とうしょの田中たなか多四郎たしろうに分社ぶんしゃされたのがこのお稲荷いなりです。祭神さいじんは宇迦うか之の御魂みたま命めいです。江戸えど時代じだいには深川ふかがわ木場きばの講中こうじゅうが冬木ふゆき邸ていに集あつまり盛大せいだいな初午はつうま祭まつりを行おこない、江戸えどの人ひとびとの参拝さんぱいで賑にぎわったといいます。 現在げんざいの社殿しゃでんは十三じゅうさん堂どう(現げんみのり町ちょう会かい)の氏子うじこにより文久ぶんきゅう年間ねんかん(1861-1863)に作つくられたものです。境内けいだいの水屋みずやは宝暦ほうれき5(1755)年ねん江戸えど深川ふかがわ講中こうじゅうと記しるされています。
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