東善寺(とうぜんじ)は、時宗のお寺です。14世紀中期、三阿弥陀仏上人によって開山されました。本尊の阿弥陀三尊の中心となる阿弥陀如来像は、鎌倉時代後期から室町時代の初期の作です。開山年代とほぼ一致しており、開山当初からの本尊と推測されます。 本堂横に「六字名号板碑」があります。これは区内最大の板碑です。この板碑から14世紀中ごろにはお寺が存在していたことが判明しています。 このお寺には有名な疣地蔵があります。この地蔵に塩をあげ、削りとった石粉を水でこね疣につけると疣がとれると言われています。1.8mもあったお地蔵は既に50cmの石の塊となってしまったため堂内に置かれていました。 六字名号板碑 本堂前の六字名号板碑は、康安元年(1361)の造立です。完全な形で残された区内最大の板碑です。足立区有形文化財に登録されています。これには、「花亦山西光院東善寺開山 三阿弥陀仏」の銘があります。
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